就職活動を描いた小説ってリアルで身近な感じがして読んでいてドキドキするよね!
今回はそんな就職活動をテーマにした小説を集めてみたよ。大切な展開は内緒にして各本の魅力だけをお伝えするからネタバレの心配はなし!
どうやって本を選んでる?
本を選ぶときのポイントをちょっと紹介するね。
- 書店で目立つ場所にある本
- 好きな作家の新作や話題作
- 興味をそそるテーマが書かれた本
- 表紙やタイトルにひかれた本
- 手軽に読める文庫本
Kindle Unlimitedは電子書籍をチェックするのに便利だよね。新しい小説は次々に出るから気になったらすぐに読むのがコツかな。興味がある本があったらぜひチェックしてみてね!
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キャリア選択にまつわる魅力的な小説5選
「シューカツ!」石田衣良
水越千晴は大学3年生で、地元のファミレスでアルバイトしながら学校生活を送っているんだ。春になって彼女と学校の仲間6人で「シューカツプロジェクトチーム」を結成したよ。彼らの大きな目標はマスコミ業界に全員合格すること!
メンバーはみんな個性的で冷静なリーダータイプ、キレイな準ミスキャンパス、ロジカルなメガネ男子、体育会系の柔道部員、活動的なテニスサークルの副部長、そして女性誌に情熱を燃やすぽっちゃり女子までいて本当にバラエティ豊かなグループなんだ。この小説は彼らの就職戦争、時には挫折や恋愛模様も描かれていてすごく楽しい青春小説になっているよ。
この作品は就活っていう真剣なテーマを扱いつつも明るくてコミカルな感じがして読みやすいのが特徴だよ。各キャラクターが持つ個性がストーリーに彩りを加えていて就職活動のプレッシャーや競争をリアルに描きつつ、一緒にいろんな試練を乗り越えて成長していく様子には勇気づけられるよ。
シリアスな展開もあるけど基本的には読んでいて元気がもらえる内容だから就活がテーマの小説を楽しみたい人におすすめ!
「六人の嘘つきな大学生」浅倉秋成
急成長中のIT企業「スピラリンクス」での新卒採用の最終試験に残った6人の学生たちが挑んでいく話だよ。彼らには一カ月以内にチームを作ってグループディスカッションをするというミッションが課されるんだ。最初はみんなで力を合わせてオファーを勝ち取るはずが突然の選考方法の変更で「一人だけ選ばれる」ことに!それまでの仲間がライバルに変わりみんなの間で緊迫した競争が始まるよ。そして、選考中に「六人の中の一人は人殺し」と書かれた衝撃的な告発文が発見されて……。ドラマとミステリーが混ざっためちゃくちゃ引き込まれるストーリーなの。
この小説は就職活動をリアルに描いたヒューマンドラマでキャラクターたちが直面する精神的な試練や緊張感ある展開がすごく面白いの。カバーアートも美しくてキャラクターの描写が色鮮やかで物語にぐっと引き込まれる感じがするよ。読み進めると次から次へと驚きの展開があって最後までどうなるか予測不能!
就職活動という状況の中で本当の人間性って何だろうって考えさせられる作品だよ。
「何者」朝井リョウ
就職活動を控えた拓人は大事な友達である光太郎の引退ライブに顔を出すために訪れたんだ。そこで偶然、瑞月も来ていてさらに瑞月の留学時代の友人理香が同じアパートに住んでいることがわかるの。理香と一緒に住んでいる隆良も含め5人で就職活動の準備を始めることになるんだけど、SNSや面接を通じて本音が見え隠れしてだんだんと関係が変わっていくの。この小説は直木賞も受賞していて就職活動というピリピリした空気の中で繰り広げられる人間ドラマが深い感じで描かれているよ。
この物語は就活っていう現実的な場面での友情や競争の繊細な感情がリアルに表現されていて読んでいてとても共感する部分が多いんだ。表向きは協力しているけど内心ではちょっとした距離感や疎外感を感じることも描かれていて、その心理描写がすごく丁寧で心にグッとくるの。物語は「人脈」や「フットワーク」など、就活特有のプレッシャーを感じる言葉が飛び交う中で進んでいくからドキドキしながら読むことになるよ。でも、最後には「若さってすごい力だな」と感じさせる希望に満ちた結末になって読後感がすごくいい感じ。
緊張感ある展開の中で結局はみんな前を向いて進んでいく力をもらえるストーリーだから、ぜひ読んでみてね!
「プロパガンダゲーム」根本聡一郎
「この戦争を正しいものと信じさせるために、どんな手段でも使ってね」と大手広告代理店「電央堂」でトップの成績を収めた8人の学生たちに言われたんだ。彼らの最後の試験は、広告技術を使って架空の国の人々を戦争へと導くゲーム。試験の本当の意味や、誰が勝つのか、すごく読むのが楽しみな展開と最後にはビックリするような結末が待っているよ。広告の本質やデジタル時代の民主主義について深く考えさせられる話だよ。Amazonで人気になった作品をしっかりと見直して完全版として出たんだって!
この小説はちょっと現実離れした就職活動を描いていてすごく面白いよ。広告代理店の厳しい最終選考で、8人の候補者が2つのグループに分かれて観客の支持を得るために色々な戦略を巧みに展開するの。妨害や裏切り、魅力を使ったり、事実を作り上げたりと勝つためには手段を選ばないんだ。「どのグループが勝つの?誰が最後にオファーをもらえるの?」ってドキドキしながら読むことになるよ。キャラクターたちが持つ個性が物語をドラマチックにして広告やメディアがどれだけ影響力があるかを感じさせてくれるよ。ゲームの要素が強いから「ライアーゲーム」や「カイジ」が好きな人には特にオススメだよ。
最後はちょっとあっさりしてるけどエンターテインメントとしてはとっても楽しめる作品だからぜひ読んでみてね!
「あの子が欲しい」朝比奈あすか
川俣志帆子さん、アラフォーで突然企業の新人採用プロジェクトのチームリーダーに指名されちゃったんだ。彼女はオンラインでの裏工作や学生との心理戦を使って仕事ではしっかり結果を出してるけど、プライベートではなかなか充実感が掴めずにいるの。日常生活は同居人とのごちゃごちゃした関係や、猫カフェで会う愛猫ザビーとのほっこりする時間に癒されてる感じ。この物語ではキャリアを築いていく中で生活と仕事のバランスに悩む女性のリアルな葛藤がすごく丁寧に描かれているよ。
この小説は採用担当者の視点から見た就職活動がテーマになっていて、インターン生の選考や才能ある人材の発掘、イメージ戦略を練るプロセスなど、人事の仕事の難しさや工夫がリアルに描かれているんだ。また、志帆子さんの仕事でのクールな判断と家庭での複雑な感情が交差する様子が読む人にとってはかなり心に響くと思う。
物語全体を通じて外側からは見えない彼女の内面の葛藤やそれに隠された深い感情がとても感じられるよ。